参加型社会学会について

設立趣旨

テクノロジーの発展により、大量生産、大量消費の工業化社会で機能していた硬いピラミッド構造が時代遅れになり、意志を持つ多様な個が集合と離散を柔軟に繰り返す自律分散的な「参加型社会」への移行が始まっています。
それに伴い、ピラミッド構造へと最適化された教育システムや行政システム、メディアや経済活動など、各領域において根本的な転換が求められています。
反転授業やアクティブ・ラーニングなどのICTを活用した主体的な学び、デジタルを用いた民主主義のアップデートの動き、世界中から同時アクセスできる参加型メディア、人と人との新たなつながり方から生まれる新ビジネスなど、参加型社会の胎動はすでに始まっています。
一方で、AIやビッグデータを活用した監視社会化の動きも懸念されており、私たちは、まさに分岐点に立っています。2020年のコロナ情況下から始まる新しい社会において、どんな原理やシステムが必要なのかを多角的に議論し、旧来のあらゆるものを換骨奪胎して、参加型のパラダイムに組み替えていく実験的な取り組みをしていきませんか?
 
本学会は、個別の動きを調査・分析しながら参加型社会の実現を探究する研究者・実務家などによる学術会議です。学会運営も旧来の学会を換骨奪胎して参加型で行います。私たちの「学会」は、権威をつけるためのものではなく、知の業界サロンでもありません。それぞれが発見したものを相互に紹介し合う場であり、磨き合う場であり、出会い交流する場です。未来の人間社会のあり方を模索する、すべての人の合流を願います。